日本の芸能史を飾る女優・タレントに「中村メイコ」さんがいらっしゃいます。
芸能一家としても有名ですが、一男一女は独立し、現在は作曲家の神津善行さんと二人暮らし。
昨年末に、一戸建の邸宅から、マンションに引越しをされたそうです。
「歳を取ってきたら、いろいろなものを片付けて、身辺整理しないといけないのよ。自分の周りを身軽にして。最後は私自身も整理していくのよ」。
※ニッポン放送「あなたとハッピー」平成28年2月26日放送分より
引越しする際にトラック何台分も家財を処分してまで、マンションに住処を移したメイコさん。
今まで正月といえば、多くの来客があって大変だったが、はじめて夫婦二人・猫二匹、のびのびした新年だった、と話していました。
シニア世代のマンションへの住み替えは、近年増加傾向です。
「2階なんて上がらないし、庭や広い家の中の掃除だけでも大変だから」
「家族がいなくなった戸建は広すぎる」
という持ち家からの住み替えの方がいます。
「老人ホームに行くほど弱ってないし、住むところだけは確保しておきたい」
「貯金を預けても利子も付かないので、その資金で買えるマンションを」
と賃貸から売買マンションへ移る方もいらっしゃいます。
では、シニアが満足いくマンションは具体的にはどんな物件でしょうか?
まずは、今お住まいの部屋の住宅設備とあまり変わらない物件です。
お風呂沸かすのも、料理するのも、歳を取ってから改めて覚えなおすのは、重荷です。
キッチンやスイッチ、吊り棚の高さ問題など、当事者でないとわからない煩わしさもあります。
また、シニアは家の中にいる時間が長く、介護となりベッド生活となれば「室内=生活環境」になります。
室内に臭気や湿気が篭もりやすくなるので、日照・通風が良い部屋も必須です。
設備では、火傷や火災を踏まえて「IHクッキングヒーター」や「オール電化」の導入は検討すべきでしょう。
加えて、階段しかないマンションの上層階では、上り下りで一苦労ですから避けるべきでしょう。
聞いた話だと「火がないから仏壇のお線香があげられない」と嘆いた方もいましたが…。
あとは立地ですが、駅からの距離感ではなく、病院や買物先への距離感を優先することです。
通勤がない分、毎日足を運ぶ頻度が違います。
高齢者になると、バスのほうが便利で安いという方もいます。
小田原でも本数が多い路線があるので、チェックすることもお勧めします。
最後は、「対人=人間関係」を大事にすることです。
息子や孫、ご友人と同じマンションに住みたい。
昔、住んでいた場所の近くを終の棲家にしたい。
引越し理由の上位に来るのも納得です。
もしものために、管理体制が整っている(管理人がいる)物件や、総戸数が多い物件にするのも抑えておきたい点です。
小田原では、元気な高齢者を対象にしたマンション『ダイヤモンドライフ湘南』と言う選択肢もあります。
ご家族と一度、ご相談してみてもいいのではないでしょうか?
□「新しい」より「慣れ親しんだ」を優先する
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