マンションは、高額な買い物です。
「少しでも安く買いたい」と「少しでも良いものを買いたい」という気持ちが交錯します。
二つの言葉の判断の基準になるものは、「安く」と「良いもの」となります。
あえて、ここまで噛み砕いてお話しているか、というと、マンションを買い求める場合に、この二つの見極めポイントを見失う方が非常に多いのです。
「結局、どのマンションがいいのかわからなくなってきた」
「本当にこの物件でいいのか、教えてもらえますか?」
「****万円で販売していますが、適正な価格ですか?」
マンション検討者に多いコメントです。
そういう時には、「安く」「良いもの」に立ち返るべきです。
そのためには、「住んだ後に変えられる環境と、変えられない環境」を見返すことで、立ち位置を再確認ができます。
まず「変えられる環境」は、「設備」と「間取」です。
キッチン・トイレ・バス・洗面・照明・エアコンは、最新の設備に入れ替えればいいのです。
部屋の汚さもクロスを張り替えればいいわけです。
和室を洋室に、その逆も変更可能です。
すべてとは言いませんが、遮音・断熱と言うことでペアガラスなどの導入も考えられます。
ハウスクリーニングすれば、ゴミも汚れもきれいになります。
間取も変更可能です。
小さい部屋二つをひとつにする方や、押入れを新設する方、床の間を収納にする方もいらっしゃいます。
3DKを1LDKに変更した方もいらっしゃいます。
リフォーム会社に見積もりを依頼すれば、明快な数字が出てきます。
言葉が汚いですが、「お金で解決」できます。
上記以外の要因は、「変えられない環境」になります。
駅までの距離・道のり(○・△・×)
小学校・中学校の学区・道のり(○・△・×)
職場への距離・道のり(○・△・×)
専有面積の広さ(○・△・×)
該当物件の階数(○・△・×)
日当たり・バルコニー・窓・角部屋(○・△・×)
海・小田原城・国道1号線・富士山眺望(○・△・×)
ペット飼育(○・△・×)
管理体制・共有部分・駐車場(○・△・×)
お仲間・ご友人・病院などのかかりつけまでの距離感(○・△・×)
この10個は「マンションを購入した理由」から上位を選んだものです。
自分には該当しないものには斜線をひき、それ以外を(○・△・×)から選べば一目瞭然です。
その内容で、販売価格が妥当か?と考えます。
当然、前記の見積価格を付加します。
住んだ後に、「やっぱり気になるなぁ…」とならないためにも、チェックをお勧めします。
□「新居では、この条件は譲れない」ポイントを決めておく
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