今回は、マンションを売却する際のポイントを紹介します。
「買う前から、売ることを考えるなんて…」という方もいるかもしれません。
なかには、買い替えと言う方もいらっしゃいます。
売り側と買う側を両方経験できるのですが、実際は、あまり活かされないまま進んでしまうことも多いです。
まずは「室内を整理整頓にしておくこと」です。
居住中でも、空室でも同様です。
お客様が内覧に来ても「汚いから」ということで、一歩も室内に入らなかった方もいます。
キレイにしておいてください、ではないです。
生活していれば、汚れもします。
整理(物を所定の場所においておく)、整頓(無駄なものを捨てる)ということです。
実際は、居住中より空室の方が成約率は高いと思います。
「すぐに入居できそうだから」「部屋が広く見える」などが理由です。
荷物が多い場合なら、一つの部屋のまとめて置くだけでも、イメージが良く見えます。
あと、設備の不備や傷などの欠損が有るかの確認も必要です。
「直したほうがいいですか」という場合もありますが、自分たちで即決せず、不動産会社に相談することをオススメします。
次に購入時の書類を出しておくことです。
購入時の契約書や重要事項説明、販売パンフレット、謄本などです。
これも出てこない売主さんが多いです。
特に大事なのは『権利書』。
ない場合は再制作しなければならず、余計なお金をかけることになります。
いざ探してみたら、見つからなくて、契約が遅くなったケースもあります。
売却を検討されている方に「売ったら税金がかかるんでしょ?」と言う方もいます。
かかりますが、基本は「利益が出た場合」と考えてください。
この税金ルールは、バブル時代に、不動産を転売する方が急増したために作ったものです。
だから、「儲かって、すぐ売っちゃうなら、税金払ってよ」ってものです。
「不動産を売って損しているのに、さらに税金取られたら…」となったらかわいそうなことです。
もちろん、「相続で受けたマンション」と言う場合もあるので、事前に確認することは必要でしょう。
さて、売却時に売主様と話しをしていると気になることがあります。
すべてとは言いませんが「今住んでいる不動産から、それを売って生まれるお金に興味が移っている」ことです。
そうなっているから買い替えする、といってしまえばそれまでです。
ただ、少しでも物件に愛情をかけてあげれば、少しでも早く、高値の売却が開けてきます。
□内覧客のつもりで、我が家を見直してみる。
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