小田原駅には5本の電鉄会社が乗り入れています。
その中で、横浜・東京方面へ向かうのは下記の通りです。
東海道線(横浜・品川・東京)
湘南新宿ライン(横浜・渋谷・池袋・上野)
東海道新幹線(新横浜・品川・東京)
小田急線(新宿)
そのなかで、60分で当該地に到着するのは下記の通りです。
東海道線(横浜52分)
湘南新宿ライン(横浜52分)
新幹線(新横浜16分・品川28分)
※快速利用を含む。
東海道沿線に学校や勤務先がある方が、小田原を選ぶと言うのが良くわかります。
ちなみに、横須賀から横浜までが42分、品川まで61分です。
同様に小田急沿線に学校や勤務先がある方が、小田原を選ぶと言うのが良くわかります。
小田急線で小田原から新宿まで急行なら95分ですが、ロマンスカーを使うと74分になります。
ちなみに西武秩父から池袋までが特急で78分です。
小田原市民は「小田原が観光特急に乗って行くほど、都心から遠いから静岡と思われてる」と都民の声を耳にすると『カチン』ときます。
でも、市外の人から考えると、箱根駅伝で半日かかってくる距離感なので、十分遠隔地なのです。
遠いけど、新幹線を含む豊富な交通選択肢が、感覚的距離感を縮めているのが小田原なのです。
批判承知で申し上げれば、交通路線がまとまっていなかったところに駅を作らなかった『岐阜羽島』との違いです。
仮に『岐阜』に新幹線が止まっていれば、JR・名鉄などハブとして機能していたと思います。
小田原の交通アクセスで好条件なのがもう一つあります。
それは『始発駅』ということです。
東海道線の車庫は『国府津』という、小田原から二つ東京よりの駅の近くにあります。
なので、小田原駅始発東京行きよりも、国府津駅始発の電車が多いのです。
逆に夜遅い電車は、国府津駅止まりも多いのです。
だから、あえて国府津駅周辺の物件を狙っている方も多いのです。
湘南新宿ラインのおかげで、渋谷・池袋・上野まで座っていけることになりました。
小田急線も同様です。
行きは座って行けます。
混雑するのは秦野や伊勢原くらいからです。
帰りはそこまで立っていますが、最後は座れます。
どうしてもとなれば、ロマンスカーです。
末筆に車の話です。
小田原は、東名高速と直結する『小田原厚木道路』と、圏央道と直結する『西湘バイパス』が走っています。
横浜市内までは混まなければ1時間強です。
渋谷までは混まなければ1時間半です。
都心まで車で通勤する人も意外に多いのです。
なんで小田原は、交通アクセスが良好なんでしょう。
答えは、新潟における田中角栄氏と同じ。
政治家のコウノウ(効能)があるからです。
□遠いようでそれなりに近いのが小田原。
コメントをお書きください
オダワラズィン(Odawara-zin) (水曜日, 14 10月 2020 06:54)
JR東日本の東海道線の所要時間は
小田原~横浜間55.1km
・特別快速(湘南新宿ライン)44分
・快速アクティー44分
・普通電車約55分(朝通勤時上り約65分)
小田原~東京間83.9km
・快速アクティー・通勤快速(夜下りのみ)70~75分
・普通電車約85分(朝通勤時上り約95分)
です。
快速系(特別快速や快速アクティー)は毎時1本しか運行がありません。
さらに、朝通勤時上りには快速系の運行がないので小田原からは普通電車で横浜まで約65分、東京まで約95分もかけて通うしかありません。
しかし、JR西日本の神戸線の新快速は
・姫路~三ノ宮間57.3kmを41分(朝通勤時上り43~47分)
・姫路~大阪間87.9kmを62分(朝通勤時上り68~72分)
で結んでいます(運行頻度は朝通勤時以外は毎時4本、朝通勤時は毎時6~8本)。
そのため、平均所要時間は
・小田原~横浜間55.1kmは姫路~三ノ宮間57.3kmに比べて約20分
・小田原~東京間83.9kmは姫路~大阪間87.9kmに比べて約25分
も長くなっていて、時間的・精神的距離は小田原~横浜間55.1km>>姫路~三ノ宮間57.3km、小田原~東京間83.9km>>>姫路~大阪間87.9km
となってしまっています。
JR東日本の東海道線の通勤電車ももっとスピードアップして、JR西日本の神戸線の新快速並の
・小田原~横浜間55.1km40分(朝通勤時上り45分)
・小田原~東京間83.9km60分(朝通勤時上り70分)
で走って欲しいです(必要に応じて、浜松町~東京貨物ターミナル~浜川崎~鶴見~羽沢~東戸塚~藤沢~茅ヶ崎~小田原の東海道貨物線を旅客線としてフル活用し、輸送容量を増やして)。
そうすれば、小田原~横浜間は姫路~三ノ宮間と、小田原~東京間は姫路~大阪間と同じ感覚で通勤通学できるようになり(小田原が「新幹線や特急を使わない東京通勤圏」になり)、横浜や東京への精神的距離が縮まり、首都圏からの移住者が増え、活性化されるかもしれません。
オダワラズィン(Odawara-zin) (火曜日, 09 2月 2021 07:03)
2021/3/13のダイヤ改正で、今まで小田原行きだった東海道線下り終電が平塚止まりに(緊急事態宣言を受け、1月下旬から既に終電が平塚止まりになっているが)。
また、日中の今まで国府津以西まで来ていた普通電車が毎時2本平塚発着化する。
日中の快速アクティーが普通電車に格下げされるので、鴨宮では毎時1本、国府津と小田原では毎時2本減。
東海道線での小田原市内からの通勤通学が不便になってしまう・・・。
オダワラズィン(Odawara-zin) (火曜日, 09 2月 2021 07:05)
東海道線の大船―藤沢間のタケダの前に「村岡新駅(仮称)」ができる。
2032年頃開業とのこと。
これができてしまうと、藤沢以西からの横浜・東京方面への所要時間が長くなってしまうのでは?
最速普通電車は意外と速い (日曜日, 23 1月 2022 20:49)
JR東日本の東海道線にはもう特急湘南も踊り子も快速アクティーも不要かもしれませんね。
普通電車(各駅停車)だけにして、その普通電車の運行ペースを速くするべきだと思います。
特に、特急湘南は別途料金が高い割にはスピードが出ていません(東京~小田原間に上りは74~86分、下りは69~73分もかかるため、「特に急がない湘南」と揶揄している人もいます)。
一方で、現行(2021年3月改正ダイヤ)の最速の普通電車の所要時間は小田原22:31発→東京23:46着の75分です。
東京から小田原までは現行の車両や設備のままで各駅に停車しても75分で走れるのです(詳細の停車時刻は最下部(*)に記します)。
「東京~小田原間の普通電車での標準的な所要時間」というと、約85分ですので、約10分も短いことになります。
では、なぜ標準的な普通電車で85分もかかるかというと、故意的に運行速度を落として走ったり、途中駅での停車駅を長くしたりするダイヤが組まれているからです。
これからの東海道線の通勤電車は普通電車をキビキビ走らせて所要時間短縮に注力するべきだと思います。
(*)最速普通電車の各駅の発着時刻(()内は東京までの所要時間)
熱海 22:09発(97分)
湯河原22:14着/22:14発(92分)
真鶴 22:17着/22:18発(88分)
根府川22:23着/22:23発(83分)
早川 22:27着/22:28発(78分)
小田原22:30着/22:31発(75分)
鴨宮 22:34着/22:34発(72分)
国府津22:37着/22:39発(67分)
二宮 22:42着/22:42発(64分)
大磯 22:47着/22:47発(59分)
平塚 22:50着/22:51発(55分)
茅ヶ崎22:55着/22:56発(50分)
辻堂 22:59着/22:59発(47分)
藤沢 23:02着/23:03発(43分)
大船 23:07着/23:07発(39分)
戸塚 23:12着/23:12発(34分)
横浜 23:21着/23:22発(24分)
川崎 23:30着/23:30発(16分)
品川 23:38着/23:39発( 7分)
新橋 23:43着/23:43発( 3分)
東京 23:46着
特急湘南はスピードが遅い(所要時間が長い) (水曜日, 30 3月 2022 09:02)
2021年3月のダイヤ改正でJR東日本の東海道線の通勤ライナー(湘南ライナー、おはようライナー新宿、ホームライナー小田原)が廃止され、通勤用特急「湘南」が新設された。
これにより、別途料金がそれまでの520円から約2倍(距離帯や買い方によって微妙に異なる)に値上げされたが、所要時間はライナー時代からほとんど短縮されておらず(東京~小田原間67~82分)、一部の列車は上記の最速普通電車(小田原→東京75分)より遅いというお粗末なもの(2022年3月ダイヤ改正時)。
これでは「特急」どころか「停車駅限定の有料鈍行」で、巷では「特急湘南」を「特に急がない湘南」と揶揄する声も(あれだけ高額な特急料金を取るに値しないスピード)。
やはり特急湘南はもっと大幅にスピードアップして、
・東京~大船46.5km31分
・東京~藤沢51.1km35分
・東京~辻堂54.8km38分
・東京~茅ヶ崎58.6km41分
・東京~平塚63.8km45分
・東京~国府津77.7km53分
・東京~小田原83.9km57分
で走るべき。
また、快速アクティーは
・東京~横浜28.8km20分
・東京~戸塚40.9km28分
・東京~大船46.5km33分
・東京~藤沢51.1km37分
・東京~茅ヶ崎58.6km42分
・東京~平塚63.8km46分
・東京~国府津77.7km54分
・東京~小田原83.9km58分
で走るべき。
JR西日本の神戸線の通勤特急「らくラクはりま」は
・大阪~三ノ宮30.6km上り17分下り19分
・大阪~神戸33.1km上り21分下り23分
・大阪~明石52.5km上り34分下り36分
・大阪~西明石55.9km上り37分下り40分
・大阪~大久保58.7km上り41分下り43分
・大阪~加古川72.2km上り49分下り52分
・大阪~姫路87.9km上り60分下り63分
で結んでいるし、新快速は普通乗車券だけで乗れて、
・大阪~三ノ宮30.6km21分(朝通勤時上り25分)
・大阪~神戸33.1km24分(朝通勤時上り28分)
・大阪~明石52.5km38分(朝通勤時上り44分)
・大阪~西明石55.9km41分(朝通勤時上り47分)
・大阪~加古川72.2km52分(朝通勤時上り58分)
・大阪~姫路87.9km62分(朝通勤時上り70分)
で結んでいる。