マンションを購入する難所として、『住宅ローンの審査』があります。
家を買いたい、物件も決まった、だけど住宅ローンが通らず断念する方が、思いのほか多いのです。
その時の落胆振りといったら、表しようがありません。
主たる原因が、主債務者である方(ご主人の場合が多いです)の債務状況にあるからです。
「あの人が、お金遣いに少しでも配慮していたら…」と言う言葉がため良き混じりに出てきます。
このような経験をすると「私は一生、借家派だ」「俺は借りられない」というレッテルを勝手に貼っている方も多いです。
住宅ローンの審査が通らなかった場合、気になるのは『原因』。
借金の額が大きかったとか、サラ金系カードの所有なのか、収入が少ないのか。
しかし年数を経過すれば、問題が解決されている場合もあります。
借金の額が減っていたり、銀行の借換(公共料金の引き落としの際に、口座に資金が無い場合、自動的にサラ金系からお金が補填されるシステム)で借りられなかったり、収入が前より増えていたりとかです。
以前、審査したときはNGだったけど、今は大丈夫だった要因もあると思います。
ただ審査をした金融機関は、通らなかった原因を教えてくれないので、闇をより濃くしていると思います。
もし3年以上前に住宅ローン審査で駄目で、今でもマンション取得に心があるのであれば、ぜひセカンドチャンスを狙うべきです。
その際に、複数の金融機関を検討材料にすることをオススメします。
皆さんは、住宅ローンという商品数が、1,000件を越えるほどあることをご存知でしょうか?
各商品とも特色があります。
サラリーマンが有利のもの、事業者が有利のもの、女性が有利のもの、シニアが有利なものもあります。
農家・漁師が有利のもの、労働組合加入者が有利なもの、特定の外国人に有利なものもあります。
利子は安いが審査が厳しいものの、逆に利子は高いが軽やかな審査のものもあります。
一つの住宅ローンが落ちたからって「もう終わりだぁ…」と落胆に落ちることはありません。
私の経験で言えば、A銀行で「0円回答」もらいなから、B銀行で「満額回答」貰ったこともあります。
これは、今、住宅ローンを通している人にも言えます。
もちろん、むやみやたらに住宅ローンを通すことはお勧めしません。
お金をかすか決める信用会社は、「何回住宅ローンを出しているか」もカウントしています。
「この人、何度も審査出して、お金借りると必死やん!なんか裏があるんじゃない?」と勘ぐるのです。
だから、審査に良いイメージにはなりません。
ただ、2回程度は許容範囲内だとは思います。
物件に関しては、2~3件を比較検討するのに、住宅ローンを比較しないことがもったいないのです。
私の場合、最初から複数の金融機関に相談に行くことは、常套です。
「駄目だったかぁ~」で落ち込んでいる時間があったら、次の手筈を思案すべきです。
万策尽きたら、3年ぐらい『スポーツ報知』して、原因の改善を目指せばいいのです。
□住宅ローンが「今は」「ここでは」通らないと考える。
コメントをお書きください