遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もが拝読いただき、マンション購入の一助にしていただければ幸いです。
さて、平成29年、2017年を迎え、「今年こそ、マンションを購入したい」と言う思いの方も多いと思います。
トランプリスクとして、住宅ローンの金利上昇(手数料のアップ)なども考えられる昨今です。
なぜトランプさんが大統領になると、住宅金利が上がるのでしょうか?
経済学から言えば、異論になるかもしれませんが、私としてできる限りわかりやすく書きます。
あるアメリカ人家庭がありました。
主人の仕事は、同業他社のイスラムさんの嫌がらせなどもあって、収入はトントンでしたが、この1~2年は落ち着いてきました。
しかし仕事自体には“行き詰まり感”を持っていました。
そんな中、社長交代人事が起こり、主流派のヒラリーさんが落とされ、反主流派のトランプさんが、今年から社長になることになりました。
新年を迎えたアメリカ人家庭からは、こんな会話が聞こえてきます。
主人「社長が代わったから、仕事が増えるかもしれないね」
奥様「そうねぇ~やってくれそうよね」
主人「仕事も下請け会社への外部委託(アウトソーシング)を止めて、自社でやるようにするんだって」
奥様「そうすれば、今いる社員の仕事も増えるし、元より社員も増やすかもしれないわね」
主人「そうだよ。だから給料アップも望めるかもねぇ…」
奥様「家計を守る私としてもうれしいことね」
主人「そこで相談なんだけど、今からカジノに遊びに行くからお金貸してよ」
奥様「何言ってるのよ!給料入ってからでもいいじゃん」
主人「いいジャン、いずれ給料も上がるんだからさ…」
奥様「しょうがないわね…。でも借りた金返すときには給料上がるんだったら、利子高くするわよ」
主人「そんなの関係ないじゃんかさ~」
奥様「今までの利子で貸してたら、無駄遣いするでしょ!だったら、貸さないわよ!」
ご主人は渋々、今までより高い利子でお金を借りて遊びに行きました。
アメリカ人家庭の隣は、日本人家庭です。
翌日の朝、ゴミを出すときに、両家庭の奥様が立ち話で、このやり取りをしました。
その日の夜、日本人家庭の夫婦の会話です。
奥様「アメリカ人家庭は、おこずかい(お金を貸す)の利子を上げたんだって」
主人「我が家は関係ない話じゃないか」
奥様「何言っているの?勤めている会社は別会社だけど、ガチガチの親族会社じゃない。我が家も隣に見習って利子を上げます」
主人「ええぇ~っ(マスオさん風)」
このやり取りで大事なことは二つあります。
住宅ローンを借りる人の関係で金利が上昇しているわけではないです。
日本全体のお金の貸し借りで、住宅ローンは一部で小額しかありません。
工場を立ち上げるとかでお金を借りる「設備投資」に比べたら、少ないのです。
だから、もっと大きなお金の貸し借りの影響を、住宅ローンは受けてしまうのです。
もう一つは、この金利上昇の要因が「社長が変わったということ」だけということです。
社長の手腕が発揮され、会社の景気が好くなれば、夫婦の会話の青写真通りになるでしょう。
その逆だったら、ということも十分に考えられます。
さて、マンションを今年購入したい人に申し上げます。
不動産会社は、「住宅金利ローンが上がる前の今が、購入のチャンスです」という空気感を作ろうとしています。
消費税アップほど、大きい要因ではないですか、購入を考えている人の背中の押す力にはなると思っています。
もし金利が上昇するならば、物件が決まっていて、買えない要因が「金額」と言う人は、決断を急がなければいけません。
それ以外の人は、まったく関係のない話です。
買うものも決まっていい無いのに、住宅ローンのために決断を急いで、良い物件に出会えるというのは難しいでしょう。
□「トランプリスクで今が買いです!」というのは、売り手の常套句。
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