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中古マンションらくらく35というローン商品を解説する。

 

金融機関が販売(提供)する住宅ローンは、全国で数百種類あると言われています。

 

銀行や信用金庫、農協・漁協、信販・カード会社などのノンバンク系などいろいろな会社から提供されています。

 

なかでも、国の外郭団体が運営している『フラット35』という商品があります。

 

「35年間、金利が固定」というのが売りで、誕生日パーティに遅れたお父さんを幼子が嗜め、親子で結婚式のファーストバイトの定番ネタをやる、という趣向のTV・CMを流しています。

 

フラット35のことは、以前書かせていただきましたので、タグを貼っておきます(アメブロ)。

 

http://ameblo.jp/odawaramansion/entry-12200752763.html

 

 

 

さて、このフラット35の姉妹商品が『中古マンションらくらく35』と言う商品です。

 

どのような商品なんでしょう。

 

商品名を読解しますと「中古マンションの審査がらくらくで、費用もやや浮く、フラット35」となります。

 

 

 

フラット35に限ったことではないですが、住宅ローンを組むとき、借りる人も審査しますが、買う物件も審査します。

 

金を貸す側からすれば「そのマンション、借りる金相当の価値あるの?」と考えるわけです。

 

例を挙げれば、昭和築のワンルームに5000万円融資するか?と言う話です。

 

昭和30年代のマンションに35年返済のローンを組むか?と言う話です。

 

一昔・二昔には、上記のような融資が行われ、住宅購入とは違う目的で借りた金が利用されたわけです。

 

 

 

今度は、フラット35に限った話をします。

 

物件の審査のために、『適合証明書』というものを発行します。

 

構造的なものはもちろんですが、ちゃんと耐震になっているか、エコ設備が整っているか、バリアフリーなのか、というのも調べます。

 

審査には1週間から半月ほどかかり、費用は5万円~10万円弱といったところです。

 

今回紹介している『中古マンションらくらく35』は、この適合証明書が要らない、ということです。

 

事前に審査を行い、基準をクリアしているマンションを事前にリストアップしてあるわけです。

 

住宅ローンは、申し込んでからお金を貸してもらえるまでに、1~2ヶ月の期間がかかり、書かなきゃいけない書類も多くて、心が折れる方も少なくありません。

 

その中の手間が一つ減るだけでも、大きなメリットだと思います。

 

 

 

「いやいや、私はフラットなんて考えていないし、不必要な情報ね…」と思う方も多いと思います。

 

ある意味、正解です。

 

私見ですが、フラット35を使用する人は、通常の住宅ローンよりの審査が厳しい方が多い傾向です。

 

手間もかかるし、借りる会社によっては、総額で見たら「高く付く」場合もあるからです。

 

リストアップされているマンションは、築浅のマンションがずらりと並んでします。

 

審査が厳しい人が、高額商品に行けるでしょうか…。

 

もちろん、通常の住宅ローンが借りる人の条件で足りなくて、フラットに降りる場合が考えられますが…。

 

 

 

それよりも大事なのは、リストアップされたマンションです。

 

ちなみに小田原市では、平成29年1月13日現在、19棟のマンションが対象になっています。

 

『中古マンションらくらく35の検索結果』(外部サイト・住宅金融支援機構)

 

http://www.flat35.com/f35ums/index.php

 

ここで『神奈川県』『小田原市』で検索すると表示されます。

 

名前が挙がったマンションは、国の外郭団体が公に認めた信頼の置ける物件、と捉えることができます。

 

たった19棟しかありません。

 

検索結果を一度、目にしておくことをオススメします。

 

 

 

□「中古マンションらくらく35対象マンション」を確認しておく。

 



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