不動産を購入するとなると、各種書類が必要となります。
第一歩としては『身分証明証』たちです。
運転免許証が一般的ですが、勤務年数を把握するために保険証も必要となります。
環境整備が進んでいる『マイナンバーカード』は、今後『必須』になる可能性もあります。
最初は、登記費用が安くなるなどの『おまけ』をつけながら、交付者の増加を狙っていると思われます。
現状では、身分証明証の一つのくくりになっています。
次に印鑑証明書と住民票です。
発行するのは市役所です。
一部の市町村ではコンビニ発行などをしている場所もあります。
不動産の契約書やお金を借りる『金銭消費者借契約(金消)』の時に捺印する印鑑の証明として印鑑証明を使用します。
住民票は登記に使用します。
住民票に書いてある氏名・住所が不動産の持主情報として、謄本として記載されます。
なので、賃貸からマンションを購入した場合、謄本に賃貸のアパートの住所が記載されることもあります。
登記の減税を受けるために、住所移転を先に行わないといけない場合もあります。
午前中朝イチに、役所で住所変更+印鑑証明・住民票取得→決済の金融機関に行く…と言う流れを踏むこともあります。
なので、事前に不動産会社や司法書士(登記を担当する人)に確認する必要があります。
またこの2種は、不動産売買以外も、火災保険の加入や携帯電話の名義変更などにも使うので、多めに取っておくことをお勧めします。
ただし、有効期限は3ヶ月ですので、そこもご留意ください。
住宅ローンでいえば、源泉徴収票です。
年末に給与明細と一緒に入ってくる細長い紙です。
『至近の3年分』と言われるケースがほとんどです。
住宅ローンの第一歩『仮審査』から必要となります。
いざとなると紛失している人が多く、再発行に時間がかかる場合もありますので、早めの動きが必要です。
事業者の方は、確定申告の写し至近3年分です。
縦長の申告内容確認書のBを求められるケースが多いです。
『就労証明書』『所得証明書』『課税証明書(納税証明書と言うところも)』『在職証明書(在勤証明書と言うところも)』という書類を求められることもあります。
上記4つが2種類に分けられるのですが、皆さんは分けられますか?
『所得証明書』と『課税証明書』は役所が発行します。
小田原市では本庁の資産税課で発行されます。
「今年はいくらお金を貰ったか」とか「今年はいくら市民税とか県民税を納めたか」とかを証明するものです。
残る『就労証明書』や『在職証明書』は勤めている会社が発行するものです。
双方の違いは、呼び方の違いだけです。
「あなたはこの会社に平成**年*月から働いていますよ」を証明するものです。
発行元は、会社の総務になるでしょう。
上記以外にも色々な書類が中ボス・大ボスのように出てきます。
もちろん、確認用の書類も発行してくれますが、その書類さえも「おっくう」になる方も多いのでしょう。
しかも、生まれてきて取得どころか、見たことも無い書類を自ら取って来いっていうから、完全に『ポケモンGO』状態です。
生返事で対応せず、「この書類って何ですか?漢字でどう書くんですか?」としっかり聞いて進めることをお勧めします。
□この書類って何で必要なの?と率直に聞いてみる。
コメントをお書きください