どの業界でも専門用語と言うものがあります。
不動産業界もさもありらんです。
中でも、よく取り上げられるものに、『間取表記』があります。
『2LDK』とか『1LDK+2S』というものです。
全部でどのくらいあるか、ご存知ですか?
L=リビング=居間
D=ダイニング=食堂
K=キッチン=台所
S=サービスルーム=納戸・サンルームなど
R=ルーム=小部屋
L=ロフト=屋根裏部屋(収納)
基本はこの5種類で表記されます。
『1DK』は、「普通の部屋が1つと、食堂・台所を兼務した部屋が1つの合計2室」となります。
『1LDK+S』は、「普通の部屋が1つと、居間・食堂・台所を兼務した部屋が1つ、納戸が1つの合計3室」となります。
間違えるのは、文頭の数字の部屋と、アルファベット表記の部屋が別であることです。
ただし、当てはまらないものに『R』があります。
不動産会社も混同するものに、『1R』『1K』があります。
『1R』=ワンルームで、キッチンも一体になった部屋が1つある。
『1K』=普通の部屋1つと、キッチンのあるスペースの合計2室。
となるわけです。
では、表題の『DK』と『LDK』の違いは何でしょうか?
実は業界的な明快な線引きはありません。
多くは「DKは10帖未満、LDKは10帖以上」というところで区切っています。
具体例を挙げます。
サザエさんや、ちびまるこちゃんの家は、台所でご飯を食べませんので、あの部屋は『K』です。
ドラえもんや忍者ハットリくんの家は、台所でご飯を食べますが、テレビを見ませんので、あの部屋は『DK』です。
妖怪ウォッチの家は、台所でご飯を食べ、テレビも見ますので、あの部屋は『LDK』です。
見事に『模範的一般家庭』の間取事情が、時代と共に移り変わっているのが、わかると思います。
加筆すると通常の部屋と『S』(サービスルーム)の線引きもあいまいです。
多くは3帖以下がS、3帖より上が部屋、というところで区切っています。
ただ、「個人用の書斎」といって2.5帖の部屋を設定しているメーカーもあります。
いま、検討中の部屋はどんな間取を考えていますか?
どのくらいの間取なら、ゆとりある新生活が送れそうですか?
□今住んでいる部屋の間取を今一度考える。
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